先日、SNS上に、当院を受診された就学前の小児の患者様の関係者と思われる方から、当院に対する誹謗中傷と思われる内容の文書が投稿されました。乳幼児の発熱患者の場合、生後6か月未満の場合や、生後6か月以降でも解熱用の座薬を3~4個使用しても効果がない場合、一般開業医としては、それ以上の対応が困難です。なぜなら生後6か月未満の場合は、血管が極めて細く点滴は困難であり、また自分で発語ができないため診察所見の確認も困難だからです。乳幼児の発熱患者の場合、生後6か月未満の場合や、生後6か月解熱用の座薬を3~4個使用しても効果がない場合は、髄膜炎等が隠れている可能性もあり、小児科専門医がおられ入院加療も可能な病院を受診されるのが良いかと思われます。
当院では、日本専門医会認定専門医、日本医学放射線画像診断専門医はおりますので一般小児科は対応できますが、日本小児学会専門ではありませんので、すべての小児患者様を診察できるわけではないのです。
この点の、誤解があり、今回のSNS上の投稿となったものと思われます。
つきましては、今後、発熱のある患者様は、「原則中学生以上の患者様」のみ診察いたします。「原則小学6年生以下の小児の発熱患者様」の診察は行わないこととします。
先般SNS上の誹謗中傷で自殺された女子レスラーの方もおられました。一時の感情で、その人間の誹謗中傷を公然と行うことは、私は良いとは思いません。SNSに投稿することは、その内容を世界に公開したことと同じになります。文書は、永遠に残ります。SNS上の内容については投稿者は全責任を負うべきです。現在、警察のサイバーセキュリティと対応しており、司法的手続きも考えています。
当院につきましては、開院時の理念に基づき、「他の病院が閉まっているのに、夕方6~夜9時までの遅いい時間に診察していただき、助かりました」と感謝のお言葉をいただくこともありますが、一方で、今回のような誹謗中傷のSNS投稿をされる方がおられるのも事実です。SNSの投稿者は必ず同定されるとのことでした。
今後、当院の理念をご理解いただき、発熱の場合、該当年齢の患者様のみ受診されますよう、お願い申し上げます。